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| 2階建て、全個室のデラックスカー 憧れは3面展望窓の「カシオペアスイート」 |
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カシオペアは、列車の旅そのものをより優雅に、より快適に楽しむことをコンセプトに開発された新時代の寝台特急列車として、1999年7月にデビューした。オール2階建ての車両はJR初、客室すべてがA寝台個室(2人用。洗面台・トイレ付き)なのは日本初のスタイル。ゆとりと開放感とを追求した客室は、全3タイプそろっている。 最上級ルーム「カシオペアスイート」は、1階にツインベッドの寝室、階段を上った2階にはソファとワイドテーブルがあるリビングを配置したメゾネット式。さらにスイートの中でも、キャンセル待ちをしてもなかなか予約が取れない、プラチナルームとも言うべき1室が「展望室タイプ」だ。最後尾の1号車にあるため、大きな3面ガラスの車窓からの景色をひとり占めできてしまうという絶好のロケーションが人気の秘密だ。こちらも1室のみの「カシオペアデラックス」は、1階のフロアにリビングとベッドがセットされている分、天井が高く、広々としたつくりが特徴。最もリーズナブルで利用しやすい「カシオペアツイン」の部屋は、ソファを倒してベッドメイキングするリビング兼寝室タイプになっている。 さて、出発して間もなく自室のソファでひと息ついていると、部屋ごとにウェルカムドリンクのミニバーセットが運ばれてくる(ツインルームはソフトドリンク)。ワインにウイスキー、お茶などなど。ああ、まだ日も落ちきらない時間から乾杯ができるなんて…。始まったばかりの豪華な旅のプロローグに思わずひたってしまう、心にくいサービスだ。 |
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| 料理、空間ともに一流を誇る 最高級ディナーで満ち足りた気分に |
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一番人気なのは「フランス料理コース」(7,800円)。フランスの三ツ星レストラン「オーベルジュ・デゥ・リル」や「フォション」などで修業を積んだ佐藤憲雄シェフが、厳選した食材を活かして考案した自信作。前菜に始まり、フカヒレ・カニ・真鯛が入ったサフランスープ、メインディッシュの牛フィレ肉のソテーぺリゴール風トリュフソースに、パン、コーヒーとデザートが付いた、本格フレンチのフルコースだ。 和食がお好みの方なら、「懐石御膳」(5,500円)を。有機野菜、減農野菜などの旬の素材にこだわった、上品かつ贅沢な季節の料理が並ぶ。 そして、昨年の10月から登場した「カシオペア スペシャル弁当」(3,500円)は、部屋に届けてもらえる唯一のディナーメニュー。三つの重に吸い物が付いている。一の重の山形牛芋子煮、月山筍、二の重には蟹・イクラ・ウニがのった三陸ご飯と東北三大漬物、三の重には伊達鶏のスモークサラダなどが盛り込まれている。白河の関を越え、ちょうどみちのく路を走っている頃合いに、沿線で採れた素材をふんだんに使ったお重を堪能できるとは、何とも粋な計らいだ。なお、すべての食事は、乗車チケット購入時に予約をするシステムになっている。 また、ディナータイム終了後の21:45〜23:00はパブタイムになるダイニングカーで、グラスを傾けるのも一興。北海の幸サラダ(1,000円)や北海道のソーセージ盛り合わせ(800円)を肴に、サッポロクラシックビール(600円)や北海道ワイン(1,500円〜)を味わえば、ひと足早く気持ちは憧れの地へ。昨夏からお目見えした、フランスの伝統あるボルドーワインメーカーのノニー社で作られた特別限定のカシオペアオリジナルワイン(赤・白各2,000円)は、お土産にもおすすめだ。 お腹も心も存分に満たされたら、ちょっと車内の散策にでかけてみたい。先頭部である12号車の、見晴らしのよい2階に設けられたラウンジは、自由に利用できる憩いのスペース。満天の星空を見上げながら、食後のひとときを過ごしていると、眠ってしまうのがもったいなく思える。 |
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| 目が覚めると、そこは北の大地 下車するのが名残惜しい |
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約16時間半のカシオペアの旅も、もうすぐ終わりだ。こんなにも「目的地がもっと先だったらよかったのに…」と思える列車の旅が、今まであっただろうか?いずれのタイプの部屋にしても、やはり個室だからこその落ち着き感というのは格別だ。長い旅であればあるほど、ちょっと奮発してでも心地よさを優先した空間を選ぶべきだと改めて実感した。さて、帰りも札幌発のカシオペアの予約、入れておこうかな…。 |
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| ※カシオペアは2日間で1往復。運転日に関してはホームページや時刻表、パンフレットなどの運転カレンダーで確認のこと | ||||||||||||||||||||||||||||
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